自社の得意商品に興味がない人は、最初からチラシには見向きもしません。
チラシは「買いたい」という人だけに情報が伝わればいいのです。
さらに極論を言えば、ライバル店からどれだけお客を取り込めるかということです。
メーカーのイメージCMで「ほしい」という気持ちを持ったお客を、「買いたい」という気持ちにさせるのが売れるチラシ、つまり来店したくなるチラシなのです。
集客商品とは、販売数が一番多い商品のこと。低単価で必需品や消耗品など。
主力商品とは、売上金額が高く、趣味嗜好性が強く高単価商品など。
実は、この販売個数が一番多い集客商品でお客を集めると店は活気づき、主力商品も売れるのです。ですから主力商品を売りたいのであれば、「集客商品」をチラシに掲載し、あなたの得意商品に関係したお客を集めることです。
そのため、集客一番商品をチラシの一番目立つ場所に掲載することです。
つまり、販売個数が一番多い集客商品から集客のヒントをつかみ、売上金額が高い主力商品からは、売上アップのヒントを得ることが 大切なのです。
あくまで集客商品にこだわるのは、低単価なので基本的に市場規模が大きく、お客が集まりやすい商品だからです。
さらに集客一番商品を1品でも多く持った店だけが、地域の競争に勝ち残っていくことができるのです。
集客における大切な要素の一つに「安さ」があります。
「安さ」と聞いて単純に粗利を下げて安くするのではなく、安そうに見える演出が大事なのです。「安さ感の演出」をすることで来店したくなるチラシになるのです。
(例)何百万円もする高級車でも「ご返済額は月々2万円から!」 と大きく打ち出すことで、その車が安いような錯覚をもたらします。
実は5年ローンでしかも5年後には新車購入時の半分の残金があるが それを下取りで相殺するシステムで販売しているなど。
(例)価格を下げる場合でも 「5名様につきお一人様分はサービスさせていただきます。」とか 「背広を2着買ったらもうコートプレゼント!」 とすることでお客様に「お得感」をお店は粗利が稼ぐことができます。
(例)割引券を渡す。次回来店時に使える割引券を渡す。
キャッシュバックではありませんが、同じコストで「お得感」が演出でき、 しかも再来店につながる可能性を大きくします。
チラシを見るのは女性がほとんどなので、かわいらしさや愛嬌、また時には笑いがあるにぎやかなチラシが大人気です。
また女性がショッピング好きなのは「楽しい」からなのです。大切なのは楽しく買い物をしていただけることを演出することです。
景気が後退すると、確実に売れる商品構成をするため、どのお店も似たような品揃えになり、結果チラシも似かよってきます。
そこでチラシで他店と差別化するには、スタッフの顔を大きく取り上げましょう。
同じような商品が同じ価格で売られている場合、お客様は店員やお店の雰囲気が良いほうで買い物をします。つまりお店に親近感を感じてもらうことです。
さらに不思議なことに、チラシに掲載されるスタッフの顔写真が、大きければ 大きいほど集客力が増すことは実証済みです。
チラシ印刷色数は、1色・2色・4色カラーの3つがあります。
予算があるのであれば、できるだけ4色カラーを使ってください。
カラーはそれだけで、言葉でなくて見た目で伝えることができるからです。
例えば、回転寿司のチラシでおいしそうなネタをシズル感たっぷりに表現しようとしたらやはりカラーになります。2色ではネタはおいしく見えません。
しかし予算が厳しいときは2色になりますが、そのかわり言葉を多く使用し読んでいただけるチラシにすることが大事です。さらに、スタッフやお客様の顔写真を多く取り入れ、さらにコメントを付け加えて、読み応え見ごたえのあるチラシ作りをしてください。
オープンチラシは、極力目立つ赤や黄色を多く使うと集客効果が得られます。
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